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実説 城谷怪談 撰集八十三
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Narrado por:
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城谷 歩
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De:
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城谷 歩
Acerca de este título
老若男女皆が楽しめる怪談語りを目指し、落語や講談にも似た独特な語り節、ノスタルジックな世界観に定評がある城谷歩による怪談。 幼い頃から自身でも不思議な怪体験を数多く持ち、更に聞き集めた種々の実体験を含めるとその数は数百にも及ぶ。 そうした現代の実話怪談、奇談の中から選りすぐりをお届けする。
内容紹介
「今年は会おう」(31分)
体験者の若い女性は、幼いころから霊感のような感覚の自覚があった。
ことに死後の世界に対する漠然とした不安や疑問、なぜ人は死ぬのだろうかということについては僅か3歳にしてしきりに母親に尋ねたりしていたそうだ。さらに、3姉弟の末っ子でありながら、もう一人兄妹がいたように思えてならずある時親に打ち明けると、死産の兄がいたことが判明するなど、不思議なことが起こるようになる。 果たして彼女が成人後、初めてのひとり暮らしをした古い中古の一軒家にて感覚だけでない、はっきりと見るという体験をすることになる。
「予知死」(24分)
大阪府出身の女性の体験談。彼女は予知能力があるという。
はじめは小学生の時にシール入りの菓子パンを買おうと手に取った時、未開封の袋の中身がわかってしまったことを記憶している。しかしこの予知能力は後々彼女を悩ませることになっていく。 小学校四年のある日の放課後、帰宅した途端にスウッとこれまで感じたことのない嫌な予感が走った。それが何かはすぐにわかる。外出していた母親が慌てて帰宅し曾祖母が亡くなったと教えてくれたのである。 彼女の予知能力は人の死を感じ取るらしい。
「授かりの祠」(27分)
体験者の女性が小学校三年生だった夏休みのことである。家族そろってその年も両親の故郷である三重県熊野市の池川という村に遊びに来ていた。 毎年季節になると皆で帰省しては四、五日滞在する。川遊びや夏祭り、日によっては七里ガ浜に出かけたりと楽しく過ごしていたが、実はこの村の外れから入ることのできる深山の森には特に子供一人で入ってはいけないと大人たちにきつく戒められていたそうだ。 しかし、その日彼女はふらふらと家族から離れ、一人で遊んでいるうちに我知らずその森に足を踏み入れてしまう。
「曲がった独鈷杵」(31分)
城谷の体験談。怪談には時としてタブーの話というものが生まれることがある。 聞き手に災いをなしたり、その逆が起きたり……。ホラーや怪談が好きな人になればなるほど更なるスリルを求めてかえってそうしたタブーに触れたがるようなケースがある。 お客様で来ていたとある開業医の先生もその一人だった。どうしても聞かせてほしいとせがまれてしぶしぶタブーの怪談を語ったのだが、案の定先生の周りで奇怪なことが起こったので、過日彼は霊能者さんを呼んでお祓いを頼んだのだそうだが……。©2022 Wataru shirotani
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